分解整備について
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自動車には、分解整備という項目があります。これは、整備などの名目で自動車の部品を分解し、中身をチェックします。必要に合わせて行うことにより、自動車の状態を保つ目的があり、整備をしていく上では欠かせない技術です。しかし、この分解整備を行うには、それなりの知識と技術、そして設備が必要になります。素人が分解するともとに戻せないばかりか、故障の原因につながることもあるのです。
故障してしまったら走行はできませんので、業者の引き取りが必須となり、余計な費用がかかってしまいますので注意しなければなりません。分解整備は、部品を交換するだけではありませんので、一般人が行わないよう十分に気をつける必要があるのです。たとえば、整備項目でよく見かけるものに、ブレーキがあります。ブレーキの交換でよくあるのが、ブレーキパッドです。しかし、交換にはタイヤを取り外し、ブレーキを分解しなければなりません。パーツが細部にわたるほか、締め付ける力も決まっています。次に、エンジンについてです。スパークさせるプラグの交換くらいであれば工具がそろっている場合は行える可能性もあります。しかし、エンジンをパーツ単位で分解するリビルトは、エンジンの構造を知り尽くしたものでなければできません。なるべく安く済ませたいという気持ちは分かりますが、壊してしまったら元も子もありません。その他、外して中身の一部を交換するものに関してはすべて分解整備に当たりますので気をつけましょう。これらは個人で行わず、業者の手助けを求めるようにすることをお勧めします。
なお、分解整備を行う業者は、道路運送車両法で定められている認証工場、あるいは指定工場という認証を持っていなければならないと決められています。工場には認証工場の看板が見えるところに掲げられていることがほとんどです。分解整備をお願いする際には、認証工場で行うようにし、安くても、変なところで作業を行わないように注意が必要です。