売却時に有利になる整備箇所

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自動車を売却したいと考えたとき、少しでも高く売りたいというのがユーザーの本音です。しかし、自動車を査定する側としては、いい車を安く手に入れたいと思いますので、その間での駆け引きになってきます。そこで大切になってくるのが、普段からどのくらい整備していればいいのかということですが、まずは、直前でもできる整備での査定アップについて見ていきましょう。正直なところを申し上げると、自動車の査定には、直前の整備ではなく、普段からどのくらい車を大切にしているかが一番のカギです。たとえば、小さなキズやヘコミがあるかどうか、洗車を丁寧に行っているかなど、ほんの小さなことですが重要視されています。
内装はきれいに保たれているか、いやな臭いはしないかどうかなど、本当に基本的なメンテナンスがほとんどなのです。では、直前整備で査定アップを狙うとしたら、どのようなことがいいのでしょうか。それは、人にもよりますが車検に通らないようなパーツを純正品、あるいは有名社外品と入れ替えることです。しかし、これも購入をして取り付けてもそこまでの費用対効果があるわけではありません。あくまで替えるパーツを持ち合わせていること、自分で問題なく脱着が可能な場合のみに限られます。また、売却前に車検を実施しようとする人がいますが、費用対効果という意味ではあまり期待ができません。車検に10万円払っても、それ以上戻ってくることはほとんどないからです。もちろん、車検の残り期間は長ければ長いほど査定はプラスになる可能性があります。
しかし、車検があるからといって、車検代以上のアップは狙えません。また、オイルなどを一式交換する人もいますが、これも大きなプラスになるとは考えにくく、費用対効果としてはマイナスになってしまう可能性が高いです。このように、整備でプラス査定になる項目は限られており、車の何かをいじるというよりは、外観や内装の美しさを保つ「メンテナンス」が日頃から行われている方が費用対効果の面でも期待が持てます。車を売却することを考えるのであれば、常日頃からのメンテナンスを大切にするようにしましょう。

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    川栄 麦夫

    自動車をこよなく愛する中年男です。 運転ももちろん、整備や点検もできます。メカいじりが大好きで大好きで。。。 しかし、この間、ある部品を手で握ったら、大きな怪我をしてしまいました。気をつけなくてはなりませんね。 そろそろ、メカいじりも卒業かなと思っています。